「相場の変動率」を解析する指標(計算式)が「ATR(アベレージトゥルーレンジ)」です。 相場の変動が大きい傾向なのか小さい傾向なのかを分析する場合に有効です。 「当日高値-当日安値」「当日高値-前日終値」「当日安値-前日終値」の3つのうち最大の値幅(マド明けを含む最大値幅の計測)を当日の「真の値幅(トゥルーレンジ)」と呼び、この「真の値幅」の移動平均線がATR(アベレージトゥルーレンジ)です。
■初期設定
期間…14
表示・非表示の切替を行う場合はチャート画面の「凡例」にある「テクニカルチャート」をクリックし、オシレーター系の「ATR」のチェックのオン・オフを行ってください。
ATRはボラティリティ(相場の変動率)なので決まった売買ポイント、トレンドはありません。したがって、この指標だけで売買の判断はできませんが、ATRが大きいと短期的な値幅取りで値動きが荒くなることや、逆に縮小傾向が長く続いた場合は今後ATRが大きく振れ、相場が上下どちらかに大きく動くことが予測されます。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がる事を保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。