ストキャスティクスは、米国のチャート分析家ジョージ・レーンが考案したモメンタム系オシレーター指標で、価格の終値の位置が、定められた日数の価格レンジのなかで、相対的にどのレベルにあるかを判断する指標です。縦軸に百分率(%)を取り、その水準によって買われすぎ、売られすぎを判断します。 スローストキャスティクスは、ストキャスティクスと基本的な考え方が同じで、買われすぎ、売られすぎを判断するオシレーター指標となります。%SDを用いることで感応度を抑えているため、ストキャスティクスに比べダマシの確率を低くしています。
■初期設定
期間(%K)…14、期間(%D)…3
表示・非表示の切替を行う場合はチャート画面の「凡例」にある「テクニカルチャート」をクリックし、オシレーター系の「ストキャスティクス」のチェックのオン・オフを行ってください。
[1]50%を中心にして、70%(80%でも良い)以上を買われすぎ、30%(20%でも良い)以下を売られすぎと判断します。
[2]上昇相場で、価格が新高値をつけているにもかかわらず、ストキャスティクスがその動きに追従せず下降し始めた場合は、トレンド転換となる可能性があります。 (ダイバージェンス)
[3]下降相場で、価格が新安値をつけているにもかかわらず、ストキャスティクスがその動きに追従せず上昇し始めた場合は、トレンド転換となる可能性があります。 (ダイバージェンス)
[4]2本のストキャスティクスのライン(%Kと%D)のクロスを売買のサインとします。%Kが%Dを下から上抜いたら「買い」、%Kが%Dを上から下抜いたら「売り」になります。それぞれ、30%以下、70%以上での交差で信頼度が高まります。
上記のストキャスティクスは反応が敏感であるため、より信頼度を高めるためにスローストキャスティクス(『%D』と『%SD)を用いることもあります。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がる事を保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。