移動平均線は、一定期間の終値平均値を日足なら毎日割り出して、グラフ化したものです。
■初期設定
黄緑色の実線…5日、オレンジ色の実線…25日、水色の実線…75日(日足の場合)となっています。
チャート起動時に初期表示されていますが、表示・非表示の切替を行う場合はチャート画面の「凡例」にある「テクニカルチャート」をクリックし、トレンド系の移動平均線のチェックのオン・オフを行ってください。
移動平均線は、価格の動きを平均化したもので相場のトレンドや勢いを見るのに役立ちます。基本的には価格が移動平均線よりも上位にある場合は上昇トレンド、下位にある場合は下落トレンド、また移動平均線の向きが上向きの時は強気局面、横ばいなら方向感のないもみあい局面、下向きなら弱気局面と考えられます。
[グランビルの法則]
ジョセフ=グランビル氏が考案した法則で、価格と移動平均線の位置関係から売買のタイミングを判断する際に使用します。
[買い局面]
[1] 上向きになりつつある移動平均線を、価格が下から上に突き抜けた場合
[2] 上昇中の移動平均線を価格が下回り、再度上回った場合
[3] 上昇中の移動平均線の上にあって、平均線に向かって下降し、平均線の手前で反発した場合
[4] 価格が移動平均線から大きく下方乖離した場合
[売り局面]
[5] 下向きになりつつある移動平均線を価格が上から下に抜いた場合
[6] 下降中の移動平均線を上回ったものの、再度下落した場合
[7] 下降中の移動平均線に向かって上昇したものの、抜けずに再び下落する場合
[8] 上昇中の移動平均線から、価格が大きく上方乖離した場合
[ゴールデンクロス・デッドクロス]
短期移動平均線が中期や長期の移動平均線を、下から上に突き抜けて交差することを「ゴールデンクロス」、逆に、短期移動平均線が中期や長期の移動平均線を上から下に突き抜けて交差することを「デッドクロス」と呼びます。「ゴールデンクロス」は価格上昇、「デッドクロス」は価格下落に転じたことを確認するシグナルと言われていますが、タイミングが遅れやすい傾向にあります。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がる事を保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。