「権利付最終日」までに買い付け、その日の16時時点で保有していることが必要です。
権利付最終日までに買い付けることで、受渡しの期間を考慮して、約定日から起算して3営業日後の権利確定日に株を保有していることになります。
権利確定日に保有していれば株主優待や配当を取得できます。
(例)31日が権利確定日の場合
株主優待を目的に株式を買ったものの、株価急落で株主優待の特典以上に損をしてしまった・・
そんな時に便利なのが、現物買い+信用売りを行う「つなぎ売り」という方法です。
「つなぎ売り」を活用することで、価格変動のリスクを抑えることができます。
株を買った後の手続きは特にありません。
配当金は、決算月の3ヵ月後に予め指定した方法で支払われます。
優待の送付される時期は企業によって異なります。会社のホームページなどでご確認ください。
「権利確定日」は、優待や配当を取得する権利を保有する株主として登録される日のことです。
主に、「決算日」などが該当します。
銘柄によって決算日は異なるので調べる必要があります。
基準日(権利確定日)の翌営業日が効力発生日となるため※、基準日(権利確定日)の翌営業日に子株が入庫されますが、この子株のご売却は権利落日から可能になります。
権利付最終日の大引け時点で保有されている場合、権利落日以後に売却可能です。
また、子株は、基準日(権利確定日)の翌営業日に入庫されますが、子株のご売却も権利落日から可能になります。
株式分割が行われますと、平均取得価額が分割比率によって再計算されます。
当社では、株式分割を加味した平均取得価額の調整は、以下のタイミングで行います。
一般口座の場合 → 権利落日の朝のメンテナンス後(通常午前6時頃)
特定口座の場合 → 権利落日翌日の朝のメンテナンス後(通常午前6時頃)
配当の受取方法について
配当金の受取方法は、【発行会社から直接配当金領収証等で受け取る】【株式数比例配分方式】【登録配当金受領口座方式】の3種類の中からご選択いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。
信用取引の建玉の銘柄が株式分割を行った場合、分割比率が整数倍かどうか、また制度信用取引か一般信用取引かどうかで取扱いが異なります。充分ご注意ください。
制度信用取引・一般信用取引とも、分割比率に応じて建株数は増加し、建単価も調整されます。
(例)
銘柄Aが3月25日を権利付最終売買日(権利落日3月26日)として1:2の株式分割を行った場合。
仮に、銘柄Aを分割前に1,000,000円で1株建てている場合、建株数は新株1株が増加し、合計2株となります。
建単価は分割比率に応じて計算し、旧株・新株とも、
(1,000,000円 ÷ 2) = 500,000円
となります。
制度信用取引の建玉
株数に変化はなく、代金決済により建単価のみ調整が行われます。
建単価は、「権利処理価格(権利落ち日に行われる証券金融会社の権利入札により決定されます)」を、新規建時の単価から差し引くことにより調整されます。
権利処理価格は理論価格と大きく乖離する場合がございます。ご注意ください。
権利処理後の価格は下記のとおりとなります。
一般信用取引の建玉
分割後の建単価 = 分割前の建単価 - 権利処理価格
一般信用取引の建玉
期日が繰り上げになり、分割権利付最終日が信用期日になります。
その前営業日の大引けまでに返済してくださいますようお願いいたします。
権利確定日を越えて建玉を保有した場合、当該発行会社の配当金支払時期に配当金相当額の授受を現金で行っていただきます。配当金相当額の授受はお客様の「預り金」において行われます。
なお、配当金の支払い時期については発行会社によって異なります。
買建であれば配当金相当額を受け取り、売建であれば支払います。配当金支払時期に建玉があるかどうかは関係なく、あくまで配当金の権利確定日を越えたかどうかで判断されます。そのため、すでに返済が終了した建玉に対しても配当金相当額の授受が発生するために注意が必要です。
特に、売建の場合は配当金相当額の支払義務が発生しますので、支払配当金相当額はそれまでの間、出金余力から差し引かせていただきます。これら配当金相当額は、現物株と同様に税金を源泉徴収された後の金額が対象となります。
また、信用取引で買建している銘柄の株主優待の権利は、手に入れることはできません。
信用取引の場合、当社または証券金融会社が株式買付代金をお客様にご融資しており、実際の株券はお客様名義とはなっていないためです。
権利付最終売買日までに現引きし、現物株式として権利確定日を迎えられると、お客様の名義となりますので、株主優待の権利を手に入れることが可能になります。
貸株中の株式は、配当金に代わり、所得税が源泉徴収された配当金の額と同等の金額を配当金相当額として受取ることができます。
配当金相当額は、配当金支払日のおよそ5営業日後にお客様の口座に入金されます。「国内株式」>「貸株」>「金利・配当金相当額明細」からご確認いただけます。
配当金相当額は雑所得または事業所得となり、配当控除の対象外となります。また、株式等の譲渡損と相殺はできません。
なお、「株主優待自動取得サービス」で以下のいずれかの設定をなさっていれば、通常の配当金をお受け取りいただけます。
受け取ることができます。
信用貸株®の場合、選択できるコースは「株主優待・予想有配優先コース」のみとなります。
株主優待・予想有配優先コース」は、株主優待や配当金の権利確定日に、自動的にお客様の口座へ株式が返却され、株主優待や配当金を受け取ることができるコースです。
貸株金利を得ながら、株式投資の醍醐味でもある配当金や株主優待を得ることができます。
夜間取引でお取引された場合、翌日の日中(8:20~16:00)でのお取引と同じ扱いとなります。
権利付最終日の夜間取引でお取引された場合、配当や株主優待などの権利は得られません。
国内株式のリスクと費用について
楽天銀行と口座連携すると自動入出金(スイープ)ができるだけでなく、楽天銀行の普通預金には年0.10%(税引前)の優遇金利が適用されます。