株式なんてスゴく難しそうに思いますが、長期資産形成のツールとしてとらえると「実は最もシンプル」な投資資産と言えるかもしれませんよ。
株式は何となくわかりますよね。
さて株式ですが、まず、債券にあるような満期はありません。買ったらいつか売るまでは現金化はされません。持っている途中で入ってくるお金は場合によっては(銘柄によっては)あり、それを債券の「利子」に対して「配当金」と呼びます。
配当は年1回の企業決算時や半年毎の中間決算時に業績などに応じて金額が決められ、その時点の株主にお金が配られます。利子の金額があらかじめ決まっている債券との違いはここにもあります。
なお、投資信託で株式を保有している場合も配当金は投資信託に入ってきますので、毎日発表する基準価額にしっかりと反映されています。
さて。日興アセットは「短期の株価はめちゃめちゃ難しいが、長期の株価は実はシンプル」と考えています。確かに同じ会社の株が昨日上がったのに今日は下がったりしています。その会社はきっと昨日と今日ではほとんど変わっていないでしょうに。――難しすぎます。
でも長期で見てみると、まったくめちゃくちゃな動きではなかったことに気付きます。
日本の大企業を広くカバーした指数である日経平均株価と、それら企業の利益額の合計を重ね合わせたグラフを見ると、そのリンク関係が見えますね。利益が落ちていると日経平均も下がっているし、利益が持ち直してくると日経平均も上がっています。実際には株価の方が利益の変化を先取りするように動いています。株式市場は皆で先を先をと読み合う場であることもわかります。
投資信託のリスクと費用について