投信積立終了時には分割して売却したほうがよいことはわかったけれど、他に投信積立中の注意すべきことはない?
- 長期で投信積立を継続するために、どんなことに注意すればよいのか勉強しましょう。
どちらの基準価額の推移のほうが利益がでるか検証してみよう!
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投信積立期間の注意点を勉強する前に、ちょっと考えてみましょう。
図のように基準価額が推移した場合、どちらを積立たいと思う?
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Aの方がずっと基準価額が高いし、優秀なファンドのように感じるな。
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運用が優秀なのはAのファンドだけど、積立で積極的に利益が多くでるのはBのファンド。なぜなら、積立期間中に取得できる口数が多いから。下の図を見てみて。
「第1回:毎月少しずつがもたらす効果」でも勉強したように、基準価額が低いときはたくさんの口数を買えるので、保有口数を増やすチャンス。いま成績が絶好調なファンドより、長い目で大きな成長が期待できるファンドを選ぶのが、長期の積立で成功する秘訣といえるかも。
それ以上に大切なことは、基準価額が下落した時に、投信積立をやめてしまうのは収益チャンスを逃しているかもしれないということ。
最終的な投資成果を決めるのは(売却時の基準価額)x(売却時の口数)。長期投資を考えているなら、長期の成長期待の前提が崩れていないなら、基準価額下落時にもコツコツ保有口数を増すことを意識してみてはどうでしょう。
金の卵MEMO
最終的な投資成果を決めるのは(売却時の基準価額)x(売却時の口数)。「基準価額」の変動に一喜一憂せずに、「売却時の口数」を極力増やすことを目指す。
- ★2つの成功ポイント
- 基準価額の日々の変動に一喜一憂しない。
- 基準価額の短期的な値下がりは、口数を増やすチャンスと考える。