投信積立の仕組みやメリットについてはわかったけれど、どんな人が向いているの?
まとまった投資資金のない年齢が若い方に最適!
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今投資に回せる資金って、あまりないわよね。ただ、若いうちは、今後も定期的に給料を受け取れる期間が長いから資産を大きく増やすチャンスがあるの! こんな人は積立で資産形成するのに向いているといえるわね。
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確かに。今すぐ100万円を投資するのは無理だけど、月々1万円を100回ならできそうな気がする!
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若い人が投信積立に向いている理由は、まとまった資金が必要ないだけじゃないの。投資期間が長くとれるのも、投信積立をする上ではとても重要よ。
投資期間が長い(10年以上)場合と、短い(3年)の場合で比べてみましょう。投資期間が短い場合、投資期間を通じて相場が下落しています(黄色背景部分)。一方、投資期間が長い場合は、一時的に相場が下落しても、すぐに資金を現金化する必要がないため、投資信託として保有し続ける間に相場が良くなっている時期もあります。 つまり、投資期間が長いと一時的な相場環境に振り回されずに投資ができるのです。
まとまった投資資金はあるけれど、投資経験の少ない方にもオススメ!
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若い人に向いている理由として、今お金がなくても長い時間をかけて月々100円から資産を運用できるためというのはわかったわ。でもなぜ、まとまった資金のある人にも向いているのかな?
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キーワードは「時間の分散投資」。退職金のようにまとまった資金の投資時期の判断は難しいわよね。そこで、積立で購入すると、買付のタイミングを考える必要がなくなるの。
退職金のようなまとまった資金を一括投資して、失敗・・・
なんて話を聞いたことはありませんか?
ここでの失敗の要因の一つは、一括投資してしまったこと。投資の基本は「分散」です。
まとまった資金が手に入っても、投資タイミングがわからない方や、投資慣れしていない方は、積立を利用して分散して購入するのも大失敗を避けるための作戦です。
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なるほど!投信積立は資金の額にかかわらず、買付のタイミングを考えなくていいから初心者に向いているということね。今だけ楽しければではなく、将来に向けてしっかり準備はじめよう!
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将来、らく太郎さんが退職金をもらう時には気をつけなくっちゃ。今はまとまった資金があまりないから少額からの投信積立でコツコツはじめます!
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そうね。投信積立で資産形成をしたいと思ったら、少額からでもいいからまずは、はじめてみることが大切よ。「はじめてみる」と「続ける」が秘訣ね。
20年後の未来図
金の卵MEMO
投信積立はまとまった資金の有無にかかわらず投資タイミングの判断が困難な初心者に向いている。誰が積立てても、「投資期間の平均値」で買えるのが魅力。
- ★2つのポイント
- まとまった資金がない場合
→少額からコツコツ積立。 - まとまった資金がある場合
→資金を時間的に分散して投資するために大きめの額をしばらく積立。
- まとまった資金がない場合