オプション取引の4つの具体例をご説明いたします。
(例)日経225 コールオプション 2015年6月限 権利行使価格 20,000円をオプション価格300円で1枚新規に買った場合
300円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=30万円
3月18日にオプション価格が500円まで上昇したので売り決済を行った。
(500円(決済売値)-300円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=20万円の利益
SQ価格が22,000円だった場合、20,000円で買える権利が利益となるので自動的に権利行使されます。
(22,000円(決済売値)-20,000円(権利行使買値)-300円(オプション価格))×1,000倍=170万円(利益)
SQ価格が18,000円だった場合、20,000円で買える権利は損失となるので自動的に権利放棄されます。
当初支払ったオプション買付代金の30万円が損失となります。
(例)日経225 コールオプション 2015年6月限 権利行使価格 20,000円をオプション価格500円で1枚新規に売った場合
オプションの売りの場合、オプション料を全額受取ることができますが、同時に証拠金も必要となります。
500円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=50万円を受取ることができます。
約64万円(4/16時点)
4月1日にオプション価格が350円まで下落したので買い決済を行った。
(500円(新規売値)-350円(決済買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=15万円の利益
SQ価格が22,000円だった場合、コールオプションの買い方が20,000円で買える権利を行使するので、20,000円の売りが自動的に権利割当されます。
(20,000円(権利割当売値)-22,000円(決済買値)+500円(オプション価格))×1,000倍=150万円(損失)
SQ価格が18,000円だった場合、コールオプションの買い方は20,000円で買える権利を放棄しますので、20,000円の売りが自動的に権利消滅して、当初受取ったオプション料の50万円が利益となります。
(例)日経225 プットオプション 2015年6月限 権利行使価格 18,000円をオプション価格200円で1枚新規に買った場合
200円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=
20万円
4月1日にオプション価格が350円まで上昇したので売り決済を行った。
(350円(決済売値)-200円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=15万円の利益
SQ価格が20,000円だった場合、18,000円で売れる権利が損失となるので自動的に権利放棄されます。
当初支払ったオプション買付代金の20万円が損失となります。
SQ価格が16,000円だった場合、18,000円で売れる権利が利益となるので自動的に権利行使されます。
(18,000円(決済売値)-16,000円(権利行使買値)-200円(オプション価格))×1,000倍=180万円(利益)
(例)日経225 プットオプション 2015年6月限 権利行使価格 18,000円をオプション価格300円で1枚新規に売った場合
オプションの売りの場合、オプション料を全額受取ることができますが、同時に証拠金も必要となります。
300円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=30万円を受取ることができます。
約29万円(4/16時点)
4月7日にオプション価格が200円まで下落したので買い決済を行った。
(300円(決済売値)-200円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=10万円の利益
SQ価格が20,000円だった場合、プットオプションの買い方は18,000円で売れる権利を放棄しますので、18,000円の買いが自動的に権利消滅して当初受取ったオプション料の30万円が利益となります。
SQ価格が16,000円だった場合、プットオプションの買い方が18,000円で売れる権利を行使するので、18,000円の買いが自動的に権利割当されます。
(18,000円(権利割当買値)-16,000円(決済売値)+300円(オプション価格))×1,000倍=170万円(損失)
先物・オプション取引のリスクと費用について