新春講演会2025

FX取引のはじめかた リスク管理方法

FXは、レバレッジを利用した取引のため、急激な相場の変動により想定外の損失を被ることがあります。
そんな場合の事前策として、リスク管理の具体的な方法について解説いたします。

目次

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機能編1 注文機能の活用

「●●円までは耐えられるがそれ以上のリスクはとりたくない」といった場合、『損失の確定』を前提とした注文を利用することにより、想定外の損失を抑え、お客様のポジションを意図した範囲で管理することができます。

基本となるのは、『逆指値』と呼ばれる注文方法です。
『逆指値注文』については、一般的に『損失の確定』、『利益の確定』、『トレンドフォロー』の3つの使い方があります。

逆指値の機能を活用

『逆指値注文』は、買いの場合、「価格が上昇し、指定した価格以上になれば買い」、売りは「価格が下落し、指定した価格以下になれば売り」という注文です。

具体例

例えば、米ドル/円の買いポジションを103円で買ったとします。この場合、103円から価格が下がると、損失が拡大することになります。仮に損失を101円のレベルまでは耐えられるが、それ以上のリスクはおさえたい場合に、『101円以下になったら売り決済』といった注文を出すことで、損失を抑えることができます。

その他の注文方法を活用

楽天FXでは、お客様の投資スタイル、または、各相場状況において、有効に活用できる注文方法を用意していますので、ぜひご利用ください。

IFD 注文

新規注文と決済注文の価格を指定して、同時に発注する注文方法です。
利益や損失を確定させるのに有効です。

OCO 注文

2種類の注文を一度に出し、どちらかの注文が約定した場合はもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
相場の方向性によって、『売』と『買』を決定したい場合などに有効です。
また決済注文においても利用が可能で、利益確定の指値と損失限定の逆指値の2つの決済注文を同時に出すこともできます。

IFO 注文(IFD+OCO)

IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。新規注文の指値・逆指値と、決済注文の利益確定・損切りの注文を一括で出せるため、利益や損失の範囲を管理しやすくなるメリットがあります。

トレール注文

ある一定の値幅で逆指値注文が相場に追従する注文方法です。保有建玉に対し、相場が有利に動いた場合、追従している逆指値注文も値段が切り替わります。
逆指値の価格は不利な相場の方向へは動かず、万が一相場が逆指値の水準を割り込んだ場合、そこで決済注文が成立します。

機能編2 アラート通知の活用

楽天FXでは、証拠金維持率の低下をお知らせするために、2種類のメールをお送りしています。
口座開設時にご登録いただいたメールアドレスの他、もう一つ別に宛先を設定することが可能です。

証拠金維持率悪化のお知らせ条件

プレアラート
証拠金維持率が、
「設定中のロスカット水準(%)+50%(※)」
のレベルに達したとき。

アラート
証拠金維持率が、
「設定中のロスカット水準(%)+20%(※)」
のレベルに達したとき。

設定方法について

メール送信の可否については、『楽天FX-WEBログイン』⇒『口座』⇒『各種設定』⇒『メール通知設定』にて設定いただけます。

運用編1 週が変わるときのリスク

週が変わるときのリスク

基本的に為替は24時間取引が行われていますが、ほとんどの為替市場は週末(土日)は取引が停止します。
このため、週末に為替相場へ影響を及ぼす出来事が発生した場合などは、月曜日のオープン時に急激な相場変動を伴う場合があります。
意図していない損失を被ることがあるので、週末から週初にかけての相場動向については特にご注意ください。

運用編2 金利動向に関わる注意

世界的に、短期金融市場が不安定な場合などに、スワップポイントが大きく変動する場合があります。単にスワップポイントの数値が変動するだけでなく、受け取りと支払いが逆転したり、買い建玉売り建玉ともに支払いになる可能性もあります。相場が不安定な場合には、スワップポイントにもご注意ください。

スワップポイントの確認方法

楽天FXのスワップポイントは楽天証券ホームページにてご確認いただけます。

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