MACDとは、ニューヨークのシグナラート・コーポレーション(Signalert Corporation)のジェラルド・アペル(Gerald Appel)によって開発された2本の指数平滑平均(EMA:Exponential Moving Average)を使ったテクニカル分析手法で、その方向や乖離などに着目して売買のタイミングを計ります。
2本の平滑平均(単純平均とは異なる)を使用し、一般的には12日と26日の平滑平均を使いその差をMACDと呼びます。MACDの9日以降平均をシグナルと呼び、MACDとシグナルの2本線の水準、クロスの仕方を読み判断する指標になります。また、MACDとシグナルとの差をMACDヒストグラムと呼び、トレンドの強さを判断する1つの基準として用いられます。
■初期設定
期間1…5、期間2…20、シグナル…9
チャート画面上部の【テクニカル選択】をクリックし、オシレーター系のMACDをクリックしてください。
[1]通常、MACDがシグナルを上抜けた時「買いシグナル」、MACDがシグナルを下抜けした時を「売りシグナル」とし、MACDがゼロラインを上回れば本格上昇、MACDがゼロラインを下回れば、本格下降と見なします。
[2]MACDがシグナルを上抜けた後に、両ラインがゼロラインを上回った状態を「理想的な買いシグナル」、MACDがシグナルを下抜けた後に、両ラインがゼロラインを下回った状態を「理想的な売りシグナル」となります。
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がることを保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。
「表示・環境設定」メニューから「チャート」を選択すると「チャート設定」画面が呼び出されます。
左下のカラムにあるデフォルト設定メニューから「オシレーター系」>「MACD」を選択すると、パラメーターや線の定義が行えます。
また、チャート画面の線上をクリックすると「テクニカル設定」画面が表示され、こちらの画面でもパラメーターや線の定義が操作できます。