加重移動平均線は、指数平滑移動平均線と同様、直近の価格に比重を置いた移動平均線です。通常の単純移動平均線と比べて直近の動きに敏感に反応するため、トレンドの転換を早めに確認できます。
※指数平滑移動平均線との違い…直近の価格に対する比重:指数平滑移動平均線>加重移動平均線
■初期設定
期間…20
チャート画面上部の【テクニカル選択】をクリックし、トレンド系の加重移動平均線をクリックしてください。
基本的な見方は移動平均線と同じです。
価格が加重移動平均線よりも上位にある場合は上昇トレンド、下位にある場合は下落トレンド、また加重移動平均線の向きが上向きの時は強気局面、横ばいなら方向感のないもみあい局面、下向きなら弱気局面と考えられます。
[グランビルの法則]
ジョセフ=グランビル氏が考案した法則で、価格と移動平均線の位置関係から売買のタイミングを判断する際に使用します。
[買い局面]
[1] 上向きになりつつある移動平均線を、価格が下から上に突き抜けた場合
[2] 上昇中の移動平均線を価格が下回り、再度上回った場合
[3] 上昇中の移動平均線の上にあって、平均線に向かって下降し、平均線の手前で反発した場合
[4] 価格が移動平均線から大きく下方乖離した場合
[売り局面]
[5] 下向きになりつつある移動平均線を価格が上から下に抜いた場合
[6] 下降中の移動平均線を上回ったものの、再度下落した場合
[7] 下降中の移動平均線に向かって上昇したものの、抜けずに再び下落する場合
[8] 上昇中の移動平均線から、価格が大きく上方乖離した場合
※ ご注意
この「基本的な見方」は一般的なチャートの見方を解説したものです。この解説どおりに投資判断をしたとしても、必ず利益が上がることを保証するものではありません。投資に当たっては、お客様ご自身の判断でお願いいたします。
「表示・環境設定」メニューから「チャート」を選択すると「チャート設定」画面が呼び出されます。
左下のカラムにあるデフォルト設定メニューから「トレンド系」>「加重移動平均線」を選択すると、パラメーターや線の定義が行えます。
また、チャート画面の線上をクリックすると「テクニカル設定」画面が表示され、こちらの画面でもパラメーターや線の定義が操作できます。