先物・オプション口座に資金(証拠金)を振り替えたら、取引を開始しましょう。
取引は売買の注文を出すところからスタートします。その後、その取引の決済を行って取引を終了します。日経225ミニの取引はこの繰り返しとなります。ここでは取引の全体の流れと基本の取引方法についてご案内します。
「買った日経225ミニを売る」
「売った日経225ミニを買い戻す」
という流れになり、その売買で発生する売買差益を期待して取引する仕組みです。
先に行う売買注文とその取引を清算する売買注文が一連の取引となり、取引最終日のSQ値による自動決済を除き、反対売買で取引を完了することになります。
まず取引のはじめに行う売買のことを新たな注文という意味で「新規注文」といいます。新規注文により保有する契約の総数のことを建玉(たてぎょく)と呼びます。買っている状況を「買建玉」、売っている状況を「売建玉」といいます。新規注文で保有した建玉を逆に売買して清算する注文のことを「決済注文」といいます。新規注文で取引を開始して、決済注文で取引を終了することになります。
▼日経225ミニ取引の場合
安く買って高く売るのは一般的な取引ですが、日経225ミニではそれとは逆に「売り」からも始められるのが特徴です。「買い」の場合は「相場が上昇する」と想定できた場合に差益を期待できますが、逆に「相場が下落する」ことが予想される場合には「売り」から入ることで、差益を期待することができます。
このように、下落相場でも投資のチャンスが生まれることが日経225ミニ取引の大きなメリットのひとつです!
マーケットスピードは多機能でありながら、そのシンプルな操作性で大変多くのお客様からご好評いただいております。日経225ミニの最も基本の取引方法をご紹介いたします。
取引の前に・・・「証拠金の振替入金」
取引を行うためには先物・オプション口座に証拠金を振替入金しておく必要があります。最低必要な額を確認して、まず入金を行いましょう。
相場が大きく動いた場合の追証に備えて多めに証拠金をご用意いただくことをお勧めします。
取引開始の方法
新規注文:日経225ミニ1単位の買いからはじめる。
注文画面が表示されたら、
新規の注文が約定すると、建玉(たてぎょく)を保有した状態になります。
「建玉」とは現在保有中の各々の「取引」そのもののことを指し、「ポジション」という言い方もします。トレーディングならではの言い回しですね。
現在価格が買ったときの値段を上回った
買ったときの買値より現在価格が上回って、利益として確定したい場合は「決済注文」に移ります。
▼17,660円で新規に買った建玉を17,790円で売り決済!
決済の方法
決済注文:買った日経225ミニを売って取引を完了する。
決済をしていない建玉は、反対売買の注文を出すことによって決済することができます。(日経225ミニ、日経225先物(ラージ)では、買建てたまま、あるいは売建てたまま、取引最終日まで決済しなかった場合、SQ値で自動的に決済される「SQ決済」もあります。)
買建からはじめた取引は「転売注文」、売建からはじめた取引は「買戻注文」で決済します。
結果
「17,660円」で買って、「17,790円」で売ったので、1枚(単位)の取引で「12,923円」の利益
損益計算をしてみましょう。
この場合、日経225ミニ 1枚の取引の損益は「17,660円」で買い、「17,790円」で転売しましたので、差額 130円×100倍=13,000円の差益をあげたことになります。
決済時に往復の手数料(税込)を一括徴収していますので、77円(片道35円+消費税×往復分)をマイナスして、
利益は 12,923円となります。
このように、シンプルに取引を行える通常注文のほか、条件をつけて損失拡大を防いだり、利益確定をするための設定注文などございますので、お客様のお取引に応じて注文方法をご活用ください。
先物・オプション取引のリスクと費用について