(7) MACD
MACDとは、ニューヨークのシグナラート・コーポレーション(Signalert Corporation)のジェラルド・アペル(Gerald Appel)によって開発された2本の指数平滑平均(EMA:Exponential Moving Average)を使ったテクニカル分析手法で、その方向や乖離などに着目して売買のタイミングを計るものです。
2本の平滑平均(単純平均とは異なる)を使用し、通常12日と26日の平滑平均を使いその差をMACDと呼ぶ。MACDの9日以降平均をシグナルと呼び、MACDとシグナルの2本線の水準、クロスの仕方を読む技法。
MACDチャートの見方
- 1通常、MACDがシグナルを上抜けた時「買いシグナル」、MACDがシグナルを下抜けした時を「売りシグナル」とし、MACDがゼロラインを上回れば本格上昇、MACDがゼロラインを下回れば、本格下降と見なします。
- 2MACDがシグナルを上抜けた後に、両ラインがゼロラインを上回った状態を「理想的な買いシグナル」、MACDがシグナルを下抜けた後に、両ラインがゼロラインを下回った状態を「理想的な売りシグナル」としています。
計算式
- 1MACD=EMA(12)-EMA(26)
- 2シグナル=MACD9日の単純移動平均
- 3指数平滑移動平均
A=B+a(C-B)
- A当日の指数平滑移動平均値
- B前日の指数平滑移動平均値
- C当日の終値
- a平滑化定数=2/(n+1)